快眠のための食事法
睡眠に関わる話で常に登場する“セロトニン”。 セロトニンが不足すると睡眠ホルモンと言われるメラトニンが十分にできず、疲れやすくイライラしやすくなり、体調不良にも陥りがちです。そんなセロトニンを増やすためには何が必要でしょう?
生きた食べ物、リビングフードを提唱するリビングマイスターの目から見た、“食”ができる睡眠栄養を考え、お伝えしてまいります。セロトニンは脳内で作られますが、
材料は必須アミノ酸のトリプトファン+水酸化酵素か
らできています。トリプトファンは日中は脳内でセロトニンに変化し、夜に睡眠を促すメラトニンに変化します。
トリプトファンが多く含まれている食材は主に、豆腐、納豆、味噌などの大豆食品。ゴマやバナナ、牛乳、ヨーグルトなどの乳製品にも含まれています。肉や魚にも含まれますが、動物性タンパク質は脳へ取り込みにくいため、植物性タンパク質から摂ることをお勧めします。また、質の良い睡眠のためには朝からバナナとナッツミルク(アーモンドやカシューナッツなど)を摂るとさらに効果的です。
そしてセロトニンを活性化させるには、
1. 寝起きに日光を浴びる 体内時計をリセットしセロトニンの分泌が始まります。
2. 腹式呼吸 リズムよく呼吸することでセロトニンを分泌 歌う、ヨガ、瞑想なども。
3. たくさん笑ってスキンシップ 家族、恋人、ペットなどとの触れ合いはセロトニンの活性化に効果があると言われています。
セロトニン(幸せホルモン)をしっかり分泌、活性化し内面からのパワーと美しさを手に入れましょう。
参考文献
・有田秀穂(2007) 簡単にできる!セロトニン「脳」活性法 大和書房