眠れない夜が続いているあなたへ!マットレスの正しい選び方
眠れない理由は、考えだすとあれこれと出てきますが、睡眠を支えるマットレスは大丈夫でしょうか?一般的にマットレスの寿命は5年から10年と言われており1日の約3分の1を過ごす場所。だからこそ良い品質のものを適切な価格で手に入れたいのは当然のこと。展示品に寝てみただけでは、正直どれを選んでいいか全くわからない。眠れない夜から卒業するために、正しいマットレスの選び方をご紹介します。
1. マットレスの種類:
マットレス選びの際に、まず初めに考えたいことは種類。大きく分けてマットレスはスプリングマットレス、フォームマットレスとハイブリッドの3つに分かれますが、購入の理由や抱えている悩みをもとにご自分に合った好みの種類を選ぶと良いでしょう。
スプリングマットレス
スプリングマットレスは典型的なマットレスとも言われており、スプリングと呼ばれるバネをファイバーやラテックスなどの素材で包み込んだ設計になっています。バネの種類やカバー素材も様々で、値段の幅も大きいです。
メリット
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デメリット
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スプリングマットレスはうつ伏せか仰向けで寝る方、腰の下部が痛む方、もしくは体重が重めでしっかりとしたサポートが必要な方に適切だと言われています。
フォームマットレス
フォームマットレスは1970年代にNASAによって開発された形状記憶素材を使ったメモリーフォームなどを指すマットレスです。密度の違う素材を組み合わせて、硬さとサポート力を調整できます。
メリット
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デメリット
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その他・ハイブリッドマットレス
ハイブリッドマットレスはその名の通り、スプリングとフォームの両方を使用したマットレスです。また、高反発と低反発クッションをバランス良く使ったフォーム素材のハイブリッドマットレスも近年、人気があります。このタイプはスプリングのみのマットレスに比べて、耐久性、寝心地、軽さなど価格対効果が高いものが多いです。
2. 硬さ:
マットレスの硬さの好みは人によって異なりますが、自分に合っていない硬さのマットレスを選ぶと、腰痛などの問題を引き起こす可能性が高くなります。一般的に、1-10のスケールで日本人好みの硬さは、欧米の人より少し硬めの7.5と言われています。柔らかいマットレスと硬いマットレスにはそれぞれの長所と短所があります。
柔らかいマットレス
メリット
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デメリット
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硬いマットレス
メリット
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デメリット
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3.素材:
マットレスを購入の際に、よく耳にするのが「高反発」と「低反発」の2種類のマットレス素材です。高反発のマットレスは、体重が乗った時の反発が良いため、腰を含めた身体全体が沈みにくく、背骨を真っ直ぐに保ち易いメリットがあります。2の硬さでいくと、一般的に高反発は硬めと感じる方が多いようです。反対に低反発のマットレスは身体に沿って沈む分、体圧分散に優れています。
一方、高反発ウレタン(硬質ウレタン)などを使用した高反発マットレスは、低反発マットレスに比べて通気性に優れるため、入眠時に体温を逃しやすいと同時に、湿気を好むダニの繁殖を削減することができます。また密度が高いため、劣化が少なく長持ちする傾向にあります。逆に、低反発ウレタンを使用した低反発マットレスは、素材の性質上、熱がこもりやすく変形しやすい傾向があるので、体の大きい方や男性には特に不向きとされています。
4.サイズ:
マットレスのサイズは一般的にシングル、セミダブル、ダブル、クイーン、そしてキングの5つがあります。マットレスの高さは幅に関係なく197cmが主流で、幅がシングルは97cm、 セミダブルは120cm、ダブルは140cm、クイーンは160cm、そしてキングは180cmと約20センチずつ広くなります。
5. 価格:
マットレスの価格は素材、品質、サイズによって大きく異なりますが、大きく以下の4つの価格帯に分けることができます。
シングルのマットレスを購入する場合:
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*サイズがシングルからセミダブル、セミダブルからダブルと上がるにつれて基本的に価格もおよそ1−2万円程上がる(一部の高級品を除く)。
知っておきたいマットレス買い替えの9つのルール
マットレスはそのサイズや価格からも”家具”に意識分けされてしまいがちですが、人生の3分の1を過ごす、立派な消耗品です。買い替えのタイミングは使用年数のみでなく、以下の9つのサインに注目しましょう。
1. 起床時の体の痛みや違和感
前日に激しい運動や筋肉トレーニングをした場合などを除き、起床時に身体の痛みを感じる人は、マットレスが劣化しているか、硬さが合っていないのかも。睡眠は脳と身体の疲れを取るためにあり、痛みや違和感を作るためではありません。マットレスを変えてみることをおすすめします。
2. マットレスの沈み
マットレスの一部分に沈みが確認できた場合は、明確な交換のサインと言えるでしょう。種類に関わらず、時間が経つとともに本来真っ直ぐであったマットレスの形は少しずつ歪んでいき、ぎっくり腰などを始め、腰痛や肩こりの原因になります。特に、左右どちらかの側面を好んで寝る人は、常に同じ側に体重がかかりやすくなるためマットレスの寿命を縮めがちです。スプリングマットレスを利用している人は、表と裏をひっくり返して沈んだ側を下にして使うことにより、少しの間、沈みへの対策を取れますが、これは応急処置にしか過ぎず、近いうちには新しいマットレスへの切り替えが必要と言えます。
3. 表面のデコボコ感
マットレスの表面を手で触ってみて、凸凹を確認できた場合、そのマットレスは背中への充分なサポートが足りていない証拠です。身体に痛みが現れる前に、近日中に密度の高いフォームを使ったマットレスへの買い替えを検討しましょう。
4. 目立つニオイや汚れ
マットレスは時間と共にニオイや汚れを吸収します。特に、ペットや小さなお子様とベッドをシェアする場合、マットレスが汚れる頻度は多くなります。マットレスカバーなどを利用することでマットレス本体へ汚れが浸透するのをある程度防げますが、どのマットレスも長い間利用することによって、私たちの身体から出る汗や汚れの溜まり場になります。マットレスの見た目やニオイが気になったら、即交換しましょう。
5. マットレスのきしむ音や揺れ
スプリングマットレスを利用していて、ベッドに横になったり動く際にキシキシと音がしたり、寝返りを打つたびにマットレスが揺れる場合は、内蔵されたバネが劣化して、本来のサポート力を失っている状態です。マットレスのきしみや揺れは快眠の妨げになるため、新しいものを購入しましょう。
6. アレルギー症状や喘息が出た時
寝室にいる際に、アレルギー症状や喘息を経験する人は少なくありません。まず、マットレスにカビが生えていないかチェックしましょう。マットレスのカビは百害あって一利なし。洗ったり、天日干しができないマットレスは、早めの交換をお勧めです。また、掃除機などで部屋やマットレスのホコリ掃除を行っても症状がよくならない場合は、綿やウレタン素材の部分などにダニが潜んでいる可能性が高いです。特に湿気の多い日本の気候は、ダニの温床となることも。ダニの死骸やフンはアレルギー症状や喘息などの原因となりえるため、長く続く症状が改善しない時はまずは病院で検査をしましょう。そして新しいマットレスでアレルギーフリーの睡眠環境を整えていくことも解決策の一つと言えます。
7. 赤い虫刺されの跡
普段からどんなに丁寧に掃除をして、衛生的な環境を保つ努力をしていてもベッドバグ(トコジラミ)の発生を完全に防ぐことは不可能です。特に旅行や出張先で、違うベッドで寝る機会の多い方は、トコジラミを持ち帰ってきてしまうリスクがあります。もし睡眠中の体の痒み(赤い斑点)で目を覚ますことが気になってきたら、トコジラミの可能性も疑いましょう。その際には、巣窟となるマットレスの処分はもちろん家全体を殺虫・駆除する必要があります。
8. 保証期間が切れたマットレス
マットレスの保証期間及び内容はメーカーによってそれぞれですが、もしあなたのマットレスが保証期間を過ぎていた場合、残念ながらそのマットレスの役目は終わったと思っていいでしょう。質の高い睡眠を得るために交換しましょう。
9.引っ越しをする時
これは必ずしもマットレスを交換すべきサインではありませんが、新しい環境での暮らしを始める際に、寝具を新調することで新生活のスタートをすっきりとした気持ちで始められると同時に、新居へダニやベッドバグなどを持って行ってしまう心配も解消できます。
まとめ:
いかかでしたか?眠れない夜でお悩みの方も、マットレスの買い替えが気になっているけど、何を選べば良いか分からないという方にもお役立ていただけると嬉しいです。睡眠は自分の無防備な状態を預けるものです。食や運動と違い、意識のある状態で何かを働きかけるということはできません。自分のため、大切な家族の睡眠のためにも、納得のいくマットレス選びを。そして、歳とともに変化する身体に合わせて、定期的な買い替えをすることをお勧めします。guguマットレスは低反発と高反発を含む独自開発の4つのフォームをバランス良く配合。どのサイズでも全国送料無料(沖縄・離島を除く)で、45日間のトライアル期間と安心の10年保証付き。是非guguマットレスで質の良い眠りを手に入れてください。