意外と知らない、寝る時に最適な寝室の湿度とは!
梅雨や夏場はジメジメ、冬場は乾燥と、どんな時期でも何かと気になる部屋の湿度ですが、快適に眠るための寝室の最適な湿度ってご存じですか?
湿度調整がうまくいかず、ジメジメして寝られなかったり、乾燥した状態で寝てしまい、翌日喉が痛くなってしまったり、などという経験のある方も多いのではないでしょうか?
今回は眠りの会社gugu(グーグー)スリープが寝る時に最適な寝室の湿度についてご紹介します!
寝る時に最適な寝室の湿度とは
季節によって異なりますが、寝る時に最適な寝室の湿度は50%前後です。
人が快適に眠れる湿度は50%前後と言われており、もし寝室の湿度が50%前後でない場合、加湿器や除湿器などを使って寝室を最適な湿度に調整しましょう。
また、季節によって寝る時に最適な寝室の湿度も変化し、夏場は50〜60%、冬場は40〜50%と言われており、季節に合わせて寝室を最適な湿度に調整し、気持ち良い睡眠を手に入れましょう!
豆知識!湿度と湿気って何が違うの?
「湿気」と「湿度」、日常生活で何気なく使い分けていますが、この2つの言葉の違いって知っていますか?
「湿気」とは“空気中に含まれる水蒸気”のことを指し、「湿度」とは“空気中に含まれる水蒸気の割合”を指します。
「湿気」と「湿度」、違いを知らなくても困ることはありませんが、知っておいて損はないので頭の片隅に入れておいても良いかも知れませんね。
寝室の湿度が最適でないと起こる事とは
寝室の最適な湿度はご紹介しましたが、寝室が最適な湿度でない場合どんな影響があるのでしょうか?
湿度が高すぎる場合
湿度が60%以上になると、カビやダニが発生しやすくなります。室内のカビやダニは喘息やアレルギー鼻炎などの原因にもなってしまいますので注意が必要です。
また、人は睡眠時に深部体温を下げる事でスムーズに眠りにつき、脳と体を休息させる仕組みがあります。日本の夏の高温・多湿でジメジメした環境下では深部体温の低下が鈍くなってしまうため、温度・湿度管理が上手にできていないと「暑くて寝られない」「寝ても疲れが取れない」などといった影響が出てきてしまいます。
湿度が低すぎる場合
湿度が40%を下回るとインフルエンザウイルスなどが活発になるほか、鼻や喉などの粘膜を痛めやすくなってしまい、「起きたら喉が痛い」などといった影響が出てきます。
また、湿度が低く乾燥しきった部屋で寝ると、起きた時に軽い脱水症状になってしまう可能性もあるので注意が必要です。
寝室の湿度を抑えるには
夏場や梅雨などの時期は寝室に湿気が溜まりやすく、湿度が高くジメジメした環境が発生しやいため、「寝室の湿気がすごくて寝られない…」「寝室がジメジメしてなかなか寝付けない」という人も多いのではないでしょうか。
そんな時は次のような湿気対策を行い、快適な寝室を作りましょう!
部屋の風通しをよくする
湿気対策=換気といっても過言ではなく、換気は湿気対策に効果的です。
寝室はドアや窓の開け閉めがリビングなどと比べて少なくなるため、湿気が溜まりやすい環境なのです。
意識的に寝室のドアや窓を開け空気の通り道を作ってあげることで効率的に空気を循環させ湿気を逃してあげましょう!
注意点として、夏などの外の湿度が高い時に窓を開けると逆に室内の湿度も高くなってしまうので、夏場などの外の湿度が高い時、窓は開けないようにしましょう。
また、寝具は寝室の中でも湿気が溜まりやすいポイントです。寝具にカビなどを発生させないために、布団派の方はこまめに布団を上げ、マットレス派の人はマットレスを壁に立てかけるなどして寝具の湿気対策もしっかり行いましょう!
エアコンの除湿機能や除湿器を使用する
湿度が高い時はエアコンの除湿モードも効果的です。
エアコンのタイマーを設定する場合は、入眠直後の深い睡眠を妨げることのないよう、少し長めの設定をおすすめします。2〜3時間を目安に自分に合うサイクルを見つけてみてくださいね。
除湿機を使う時はエアコンや扇風機などと併用して使うと空気が循環して除湿の効果が上がります。空気の循環がないと除湿機周りのみの湿度が下がるため、寝室の空気を循環させながら除湿機を使いましょう。
カーテンの素材を変える
ついついデザインばかりで選んでしまいがちなカーテンですが、実はこのカーテンの素材を麻にすることで、寝室の環境は大きく変わります。
麻は湿気を吸収する吸湿性が高く、放湿性にも優れていているので夏や梅雨時期のジメジメした時期のみならず、乾燥しやすい冬の時期にも適しているため、一年を通して環境を快適にしてくれる優れた素材です。
新聞紙・重曹・岩塩等の除湿アイテムを使う
身近に手に入るアイテムでも除湿が可能です。
新聞紙や竹炭、重曹そして岩塩などのアイテムは湿気を吸収してくれるため、基本的においとくだけで除湿効果があります。
また、意外に知られていないペットボトル。ペットボトルを凍らせて部屋に置くだけで実は湿気対策になります。冷たい飲み物を部屋に置いておくと、コップやペットボトルの外側に水滴が付いてしまいますよね。これは空気中の水分が冷たい飲み物に冷やされて水滴になったためです。空気中の水分(湿気)が水滴として取り出されて除湿効果をもたらします。こちらの方法を行う際は水滴の受け皿もペットボトル下に用意しておきましょう。
寝室の湿度を上げるには
冬場の乾燥した湿度が低い時に、「起きたら喉が痛い」「乾燥で風邪をひいてしまった」なんて人も多いのではないでしょうか。湿度が低い環境だと風邪などにかかりやすくなってしまうため、冬場の乾燥した時期は寝室などの湿度調整が大切です。
次のような対策を行なって冬の寝室の湿度を調整しましょう
洗濯物や濡れタオルを部屋に干す
最も簡単に湿度を高める(加湿する)方法は、洗濯物を室内干しすることです。
室内干しする洗濯物がない場合や、寝室に洗濯物を干す場所がない方は、濡れタオルを部屋に吊すことで洗濯物を室内干しするのと同等の効果があります。
加湿器を使う
加湿器ももちろん湿度を高めるには効果的です。
加湿器を使用して部屋の湿度を高める際は、部屋の中央に置くと効率的に加湿ができます。
観葉植物を置く
実は観葉植物には加湿効果もあります。
観葉植物には、水分を出す「蒸散」という働きがあり、根から吸い上げた水を葉から水蒸気として出し、周りを加湿してくれる効果があります。
観葉植物は寝室などのインテリアを崩さずに加湿できるので、インテリアなどにこだわりたい方は観葉植物をおくのもいいかもしれません。
季節別おすすめの湿度対策
ここまで一般的な湿気の対策方法をご紹介しましたが、ここからは季節別のおすすめの寝室の湿気対策をご紹介したいと思います。
梅雨時期の寝室の湿気対策
梅雨の時期は湿度が高くなり始め、徐々に寝苦しさも感じてくる時期です。
また雨の日が多くなることからあまり窓を開けての換気なども難しくなるため以下のような湿気対策をおすすめします。
梅雨時期は夏と比べてまだ寝室の湿度も高くないため、夏に向けての試運転も兼ねてエアコンの除湿モードを使い始めましょう。
また、竹炭や岩塩、重曹などの手軽に始められる除湿アイテムを使って寝室の湿気対策を始めることをおすすめします。
梅雨時期はカビが発生しやすいため、寝具などを定期的に風に通すなどカビ対策も忘れずに行いましょう。
夏のジメジメした時期の寝室の湿気対策
夏の高温多湿でジメジメした時期にはエアコンでの除湿を一番おすすめします。
夏などの外の湿度も高い場合、窓を開けての換気を行うと、室内の湿度も高くなってしまうため、外の湿度が70%を超えていたら窓は開けずにエアコンの除湿モードで湿気対策をしましょう。
窓を開けて換気をしたい場合は、60%くらいまで湿度が下がってきてから窓を開けて軽く換気をすることをおすすめします。
また、夏にエアコンを使う際「温度」にばかり気を取られがちですが、実は「温度」を気にするより「湿度」を調整して快適な湿度を維持することが快眠につながります。
乾燥した冬の寝室の湿気対策
乾燥した冬に寝室の湿気対策を怠ると、風邪やインフルエンザなどにかかりやすくなってしまうため、冬は体調管理のためにも湿気対策が重要です。
そんな冬の湿気対策には加湿器などはもちろん、観葉植物を置いて湿気対策をするのもおすすめです。
加湿のために寝室に濡れタオルや加湿器を置いてインテリアを崩したくないという人は、観葉植物を部屋に置くのを検討しても良いかも知れません。
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湿度対策を徹底して、より良い睡眠に、より良い人生を!
「温度」は気にするけど「湿度」はあまり気にしてこなかった、なんて人も多いのではないでしょうか。
快適な睡眠を得るためには、寝室の湿度をしっかり調整し、湿度50%前後に維持することが大切です。
今回ご紹介した湿気対策を行い、寝室の適切な湿度を維持して快適な睡眠を手に入れましょう!